屋根塗装にかかる費用の相場はどれくらい?

屋根塗装にかかる費用の相場はどれくらい?

屋根塗装にかかる費用は、使用する塗料や塗装面積などの要因で変動しますが、ここでは大まかな費用相場をご紹介していきます。
屋根塗装にかかる大まかな費用目安は、塗装面積が25㎡の場合は10~20万円、50㎡の場合は20~40万円、75㎡の場合は30~55万円、100㎡の場合は40~75万円、125㎡の場合は50~95万円、150㎡の場合は60~125万円ほどです。
なお、大まかな塗装面積は「1階部分の坪数×3.3×屋根勾配係数」で算出できます。
坪数に3.3を掛けるのは、1坪が約3.3㎡であるためです。
また、屋根の面積を算出するには勾配も考慮する必要があるので、屋根勾配係数と呼ばれる係数も乗算する必要があります。
日本の住宅の屋根勾配は、4寸(約22度)から6.5寸(約33度)であるケースが多いのですが、屋根勾配係数は4寸(約22度)で1.077、4.5寸(約24度)で1.097、5寸(約27度)で1.118、5.5寸(約29度)で1.141、6寸(約31度)で1.166、6.5寸(約33度)で1.193となっています。
自宅の屋根勾配が分からないという場合は、1.15で計算すれば大まかな面積を算出できます。

屋根塗装の内訳とは知っておきたい気になるところ

屋根塗装というと、総額の目安を知っていても内訳までは知らないという人も多いのではないでしょうか。
詳細は屋根塗装業者が出す見積りによりますが、一般的には塗料の費用に人件費、足場に利益分を上乗せした金額が総額になるといわれています。
つまり、屋根塗装の内訳には工事に必要なもの一式に加えて、更に利益が含まれるわけです。
塗料は種類によって単価が異なりますが、塗装に使う缶の数で計算が行われることが多いようです。
人件費は工事費という名目だったりもしますが、足場を組んだり養生をしたり、高圧洗浄といった作業をする人が含まれます。
足場は建物の外周と高さ、面積などを計算して算出されます。
屋根塗装費用の割合は塗料と足場が20%前後、人件費は30%くらいで残りが利益なります。
利益を最重視する業者の場合は、塗料を薄く塗るなどして使用量を抑えたり、人件費を圧縮していることがあるので、しっかりと確認することが大切ではないでしょうか。

著者:寒河江好一

筆者プロフィール

神奈川県横浜市生まれ。
高校卒業後地元で屋根塗装業者に就職。
屋根塗装に関する知識をネットで発信しています。